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灯台の紹介

大王埼灯台の歴史

「伊勢の神前、国崎の鎧、波切大王がなけりゃよい」と船乗たちに恐れられた大王崎は、志摩半島の東南端にあり、遠州灘と熊野灘の荒波を二分するように突出した海の難所として知られていたところです。 そのため、早くから灯台の建設が望まれ、1927(昭和2)年5月16日、灯台局直営で着工、同年10月5日点灯を開始しました。総工費は当時の36,221円94銭でした。灯台は太平洋戦争、伊勢湾台風など幾多の苦難に遭遇してきましたが、1978(昭和53)年12月に半世紀振りに灯塔の大改修を行い、現在の姿になりました。

2004(平成16)年4月には、波の高さを自動で観測する高性能の最新レーダーが設置されたことにより、東海地方で最後まで残っていた
「燈台守」の姿が消えることになりましたが、灯台は今も参観灯台としての観光スポットと、海の安全を守る道標として活躍しています。

360度の大パノラマ

大王埼灯台は全国有数の参観灯台の一つ。
階段を伝って頂上まで上ることができます。


眼下に大王の歴史ある町並みを見下ろせます。南西には米子浜、麦崎灯台、
北には安乗埼灯台、遠方の島々まで望めます。沖から来る船がマストの
先端から現れることを実感できて、
地球の丸さが分かることでも知られています。
(志摩市では安乗埼灯台も参観できます。)

大王埼灯台からの初日の出

毎年、大王埼灯台へは観光客の方々が初日の出を見るために大勢やってきます。
新年を迎える朝、灯台を交えた美しい初日の出を拝んでみませんか?

空から見た大王埼灯台

大王埼灯台は伊勢志摩国立公園の南東部に位置しており、
白亜の灯台は空と海の青と相まって素晴らしい景色を作り出してくれます。
また、階段状に発達した絶壁に打ち付ける波しぶきは、力強く迫力満点です。

撮影:丸屋空撮  著作:鳥羽海上保安部

大王埼灯台の断面図

関東大震災復旧後の新設第一号の大王埼灯台は、円形白塗灯塔の下部に扇形の二階建付属舎を持つ、当時としては斬新で、他に例を見ない立派な灯台でした。

大王埼灯台の概要

参観の皆様にお願い

この灯台は船舶が安全に航行するために大切な施設です。構内の施設・物品などを壊したり、汚したり持ち出したりしないで下さい。
灯台は高いうえに、階段は急で狭いため上り下りには十分注意して慎重に行動して下さい。
灯台内には精密な機器及び触れると危険な機械がありますので注意して下さい。
付添いのない小学生・幼児のお子様については、安全上参観をお断りしております。
酪酊されている方等、職員が危険と思われた方は参観をお断りしております。
構内へのペット類の立ち入りはお断りしております。
紙くず、空き缶等のゴミはお持ち帰り下さい。
灯台内は火気厳禁ですので禁煙をお願いします。
 ※参観者の不注意による事故は、責任を負えませんので十分注意して参観して下さい。

大王埼灯台の概要

参観に関するお問い合せ

公益社団法人燈光会

大王埼支所(大王埼灯台) TEL:0599-72-1899

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